萩尾農園の毎日
萩尾農園は、最近では数少なくなってきた二毛作を行う農家です。
私たちは、四季の移り変わりと共に異なる作物を育てることで、自然のサイクルを最大限に活用しています。
太陽の光をたっぷり浴びた作物たちは、季節ごとに異なる表情を見せ、私たちに自然の恵みを届けてくれます。
毎日、広大な田畑で大自然の息吹を感じながら、作物を育てることは、私たちにとって何よりの喜びです。
春の新緑、夏の陽光、秋の実り、冬の静寂。
それぞれの季節に応じた農作業を通じて、自然との調和を大切にしながら農業に取り組んでいます。
1月~2月: 冬期休耕と準備
冬の間は田畑を休ませるとともに、次の作付けに向けた土壌改良や耕運、必要な資材の準備を行います。寒い時期に土を休ませることで、次の作物の生育を助ける豊かな土壌を整えます。また、この間萩尾農園では、ストーブや窯に使用いただける薪の販売を行っております。萩尾農園が所有する山にあるスギやヒノキ、カシ、シイノキなどを伐採し、使いやすい大きさに切ったものを販売しています。ストーブにはもちろん、ピザ窯など様々な用途でお使いいただけます。
3月~6月:米の苗代準備と田植え、タケノコ収穫
3月頃から米の苗を育てる苗代の準備を開始し、田んぼに水を入れて苗を育てます。5月末から6月にかけては田植えを行い、苗代で育てた苗を田んぼに移植します。田植えの時期は気候や水温に合わせて時期が前後することもあります。また、萩尾農園では、この時期からアスパラガスの収穫も始まり、ビニールハウス内で毎日お世話と収穫が続きます。
また、5月末~6月初旬には麦の収穫も始まります。 3月〜5月初旬頃にはタケノコの収穫を行い、皮むき、アクとりまでの処理を行ったものを近隣の直売所にて販売しています。
6月~9月:米の育成と管理
米が順調に成長するよう、水管理や除草、病害虫防除といった管理作業を行います。また、中干しと呼ばれる作業で、一時的に田んぼの水を抜いて稲の根を強くし、病害を防ぎます。お米の栽培には、近隣の畜産業にもご協力をいただき、有機肥料を主に使用し、科学肥料を減らす取り組みにも注力しています。また、夏の時期に同時に大豆も栽培します。この間もアスパラガスの収穫は続き、新鮮な作物を提供しています。
9月~10月:米の収穫と麦の準備
9月から10月米の収穫が行われます。収穫後は田畑を整え、11月ごろから始まる麦の作付けに備えます。萩尾農園自慢のお米は、有機肥料で栄養たっぷりに肥えた土と、宝満山からの豊かな、清らかで冷たい水で育っているので精米したときのツヤが抜群にいいのが特長です。手塩に架けたお米を、JAを通してたくさんの消費者の元へお届けしています。また、アスパラガスの収穫もこの時期まで続き、新鮮な野菜をお届けします。
11月~翌年6月:麦の栽培
11月頃からは麦の種まきを行い、冬に向けて育成が始まります。同時に、大豆の収穫も行われ、農園は収穫の喜びに満ちた季節となります。冬に向けて麦が順調に育つよう、適切な管理を行います。また、年末にかけては、翌年の作付けに向けた計画と準備が進められます。この時期には麦の生育と同時に、薪の販売を行うので薪割りなども行っています。
各種農作業、請け負います!
萩尾農園では、筑紫野市吉木近郊の田畑において耕起、田植え、草刈り、収穫などの作業を請け負っています。また、庭木や樹木の伐採もお任せください。管理できなくなった田畑や、管理を代行したいといったお悩みはありませんか?地域に密着したサービスで、農地管理や庭のメンテナンスをお手伝いします。どんなご相談もお気軽にどうぞ!